ゆきむらいてぃんぐ

基本的に寝ています

2020年聴いてよかった曲(いまさら編)

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こんばんは、ふゆです。

最近はお昼寝をしたり、自転車をこいで大きめの温泉でうとうとしたり、お酒を嗜んで入眠したりしています。(おじいちゃんの生活?)

▲温泉に入るため、松山-今治間往復91㎞を自転車で移動したときのツイート

 

前置きはこれぐらいにして、今回筆を取ることになった理由について話させていただくと、昨年より開催されている なまおじ 氏主催の「楽曲オタクAdvent Calender 2020」に参加させていただくことになったからです。

adventar.org

▲ぼくの1000倍音楽に造詣の深い方たちが素晴らしい記事を寄稿されているのでぜひ読んでみてください。

 

この企画に参加させていただくにあたり、音楽知識もゼロに等しいぼくが発信できるものはなんだろう?とぼんやり考えつつ、散歩をしていた(最近、本当に暇なので散歩にハマっています)なか聴いていたラジオからこんなCMが流れてきました。

「ラジオは全ての曲が誰かのレコメンド。」

一言一句正確に覚えているわけではないのですが、オールナイトニッポン等の深夜ラジオにハマっており、オンエア曲で(これいいな…)と思ったものをサブスクリプションサービス等で聴くことも多くなったぼくにとってそれは大いに説得力のあるものでした。

またそれと同時に自分の中で音楽を聴く動機に「人からのレコメンド」というものが大きく影響しているなということに気付きました。そして、先述したラジオでのオンエア曲以外にも”尊敬するアーティストのメディアでの言及”であったり、”信頼のおけるフォロワーのツイート”、そしてこのような”ブログ記事”からレコメンドされて聴いた楽曲/コンテンツをこの2020年の締めくくりに遅ればせながら(再)認識し、再び言語としてアウトプットすることも面白いのでははないかと思った次第です。

 

つまりは、

ミーハーですまん!!!!!!!!!!!!!いつもありがとう!!!!!!!!!!フォロワー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

……ということでやっていきましょう、「2020年聴いてよかった曲(いまさら編)」

(タイトルの部分にエコーがかかり、ジングルが流れる)

 

化物 - 星野源

作詞・作曲・編曲 : 星野源

 

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星野源凄すぎる!!!!!!星野源、みなさん聴いたことありますか…??

この曲は最近聴いている深夜ラジオ「佐久間宜行のオールナイトニッポン 0」のCMフィラーとして使用されているものを初めて聴きました。(パーソナリティのテレビ東京・佐久間宜行さんがプロデューサーを務める、同じくオールナイトニッポンパーソナリティのオードリーの冠番組あちこちオードリーという番組で先に使用されており、その流れで採用されたみたいです)

もちろん以前より大名曲「」や大名盤「YELLOW DANCER」などをサブスクやYouTubeで聴いていたりしていたのですが初めてこの曲が耳に入ったとき一音目から漂う圧倒的なまでの無敵・星野源感に「なぜこんな良い曲知らなかった?」と思わず声が漏れてしまいました…

全体的に明るめな曲調なのですが、それとは裏腹にタイトルに”化物”とあるよう暗めの歌詞が印象的です。「今日もまたもらった両手の雨を瞳の中に仕舞って」という歌い出しが大好きで、まず観客からの拍手を”両手の雨”と例える強烈なセンスをアルバム一曲目・歌い出しから持ってくるの本当に無敵感が凄すぎる‼‼そして、歌詞を通して読むとタイトルの「化物」とは芸能・舞台に臨むアーティスト/その狂気を表したものだとわかるのですが、そのような芸事に打ち込む狂気/歓びに焦点を当てた作品が本当に好きなので曲を聴いて1度、歌詞を読んで2度最高~~!となってしまいました。

(Creepy Nuts板の上の魔物』もいいよね……)

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せいくらべ - 上条るい(渡部優衣)

 作詞:maimie 作曲・編曲:Johnny.K

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リズムアクションゲーム「ガールフレンド(♪)」の楽曲です。

ぼくは数あるサブスクリプションサービスのなかで「Apple Music」を使用しているのですが、その大きな理由が「Friends Mix」という自動生成プレイリストにあります。Friends MixはApple Musicでフレンドになっているユーザーが普段聴いている曲を自動で抜粋し作成されるプレイリストで、今年のタイムラインでは自らのそれをTwitterに投稿し、戦わせる「フレンズミックス・バトル」が盛んに行われていました。

 この「せいくらべ」もFriends Mixで知った曲で、一度聴いたときからしばらくヘビロテしていました。

全体的に爽やかなポップスといった曲調なのですが、まず初めて聴いて印象に残ったのはタイトルにもなっているサビの「せいくらべ」というフレーズのメロディで、まるでふたり背中を合わせて頭の上で掌を動かしているかのように「せ↑い↓く↑ら↓べ↑」と揺れているのが本当に凄い…と感じました。歌詞に関しても思いの”丈”を”背丈”に重ねたり恋心を冷めたジャスミンティーに例えたりと豊かな比喩表現の歌詞がとても素敵。イントロ/アウトロの"…ッ パーン"という開放感のあるホーンも最高…。(あと渡部優衣さんの声質に片想い系幼馴染の歌詞合わせるの最適解すぎるぜ…)

 

STAR☆ットしちゃうぜ春だしね - でんぱ組.inc

作詞:畑亜貴 作曲・編曲:玉屋2060%

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とんでもないエネルギーを持った元気玉みたいな曲が好きすぎる!!!!

この曲は仲のいいフォロワーさんとカラオケに行った際に知りました。レコメンド特集のでやってきたのに急にカラオケで聴いた曲かい…と思われたかもしれないですがアニソンやアイドルソングを聴く際に歌詞よりも先にどうしても音楽が先に脳内に入ってきてしまう自分にとってはよく聴く曲であってもカラオケでいざ選曲してみて初めて”これこんなこと言ってたんだ…”と思わされることが多いんですよね。

作詞は皆さんご存知ラブライブ!シリーズやアニソン大好きおじさん田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN)も所属するQ-MHzでおなじみ畑亜貴さんなのですが、改めて畑亜貴さん、天才すぎる…。みなさんご存知でしたか…?春瞬の旬」「旅った先輩」など今更取り上げるのもナンセンスなほどにハイセンスなフレーズが所狭しと散りばめられた歌詞が本当に凄い。この曲のテーマである「春」は”出会いと別れの季節”と言われるようにセンチメンタルな題材として描かれることが多いのですがこの曲は一貫して怖くなるほどの自己肯定感ともとれるような前向きな歌詞が続きます。いわゆる応援ソングと呼ばれるものは世の中に多数存在するのですが、数ある応援ソングのなかでもここまでまっすぐで、それでいて空回りしない説得力が生まれているのはこれまで数多くのパワーの強い楽曲をひたむきに歌いあげてきたでんぱ組.incの持つ全能感/無敵感があるからこそなのかなと思いました。この情勢下で何度この楽曲に救われたか…。

(なんと!世界公認引きこもり!も良かったすね…)

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また、作曲は「ゆりしゅらしゅしゅしゅ - 七森中ごらく部」「完全放棄宣言 - ナナヲアカリ」等数多くのキャッチーかつエモーショナルな楽曲を手掛け、でんぱ組.incでも「でんでんぱっしょん」「サクラあっぱれーしょん」などの名曲を生み出してきたWienners玉屋2060%さん。先述した通り自分は音楽に疎く、ジャンルもまた疎いのでお得意の検索を駆使してリサーチしてみたのですが「カントリーミクスチャー」と定義されるみたいです、診断メーカーで自動生成したみたいな名前のジャンルですね。カントリーとあるように曲中を通して歌詞に負けず劣らずの陽気さ、そしてピンキー!さんの伸びやかな歌い出しから始まるDメロでは玉屋節とも言える明るいながらもどこかエモーショナルなメロディが炸裂する中毒性の高い楽曲になっています。

 

また、個人的に今年は同氏の楽曲を掘ることが多い年でした。

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はじまりの合図」は同氏が作詞・作曲を手掛け、アイドルグループ「神宿」に提供された楽曲。先述した「玉屋節」のエモーショナルな部分が色濃く反映されている楽曲で、同グループの記念すべき幕張メッセ公演では1曲目、センターの一ノ瀬みかによるアカペラでも披露された0サビ歌い出しの「はじまりを告げる合図は君が 君を愛せたその時さ」というフレーズは一気にパフォーマンスに引き込むパワーを持っていて凄い。それでいてサビ前のミクスチャー的なSEにもみられるような同氏の持つキャッチーなセンスも健在。

アイドルの歌う底なしに明るい人生全肯定ソングは本当に素晴らしい…(号泣)

 

CHILDISH♥LOVE♥WORLD - 堀江由衣

 作詞・作曲・編曲:清竜人

せーのっ

この楽曲は雑誌「リスアニ!Vol.40.3」内の「クリエイターが選ぶ『2010年代の1曲』」というコーナーで先ほども触れた畑亜貴さんと共に所属しているプロデュースチーム・Q-MHzやロックバンド・UNISON SQUARE GARDENに所属している田淵智也さんが挙げていた楽曲で、同氏はこの楽曲に「クリエイターフィーチャー時代の先駆けとなった1曲」とのコメントを寄せておりクリエイター単位で楽曲を掘ることの多い自分にとっては非常に興味を惹かれるものでした。

そしていざこの楽曲を聴いた際のファーストインプレッションは「こんな楽曲ありえていいんだ…。」でした。フィナーレに向け徐々に増えていく音数コロコロと変わるアレンジ目まぐるしく駆け抜けるような展開。そしてそれを4分半にまとめ上げる清竜人底知れぬ力量優しく包み込むような堀江由衣さんの歌声、そして表現力あまりにも4分半で得られる多幸感が多すぎるんですよね…。清竜人さんの類まれなセンスとそれを包容し、まるで全世界のすべてを祝福するかのような歌声で昇華する堀江由衣さんのタッグで無ければ成立しえないと思います。人並み、どころかそれ以下程度でしかアニメを視聴していない僕がJPOP等ではなく主にアニメソングを好んで聴いているのはやはりジャンルにとらわれないボーダーレスで自由な楽曲が数多く生まれ、それを受け入れる地盤も整っている環境だからだな…と強く再認識させられるような楽曲でした。

 

そしてこの「CHILDISH♥LOVE♥WORLD」が収録されているアルバム『秘密』も大名盤で、同じく清竜人×堀江由衣の「インモラリスト」も収録されています。

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恥ずかしながらサビをうっすら聴いたことのある程度の知識だったのですが、アルバムを通す流れでフルを初めて聴きました。この曲も「CHILDISH♥LOVE♥WORLD」に負けず劣らず展開がもの凄い曲ですね…。通しで聴き終わった際”なんか物足りないな…”という印象の曲はこれまで何曲か出会ったことがあったのですがこの曲はあまりに濃密な情報量に「この濃度で5分ないのか…」と驚愕しました。全編通してファンタジーな雰囲気が漂い豊かなストリングスの際立つ楽曲なのですが、途中ブレイクでセリフがあったり、清竜人本人が参加したどこかエレクトロな雰囲気コーラスパートが入ったりと5分足らずの楽曲で組曲のような世界観が構築されていて”とてつもないな…”と息が漏れる一曲です。

 

また玉屋さんと同じく清竜人さんに関しても個人的に掘った一年で、ほかにも

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千菅春香さんへの提供曲「ジュ・ジュテーム・コミュニケーション」もお気に入り。

どこか和の雰囲気を感じさせるイントロから始まり、華やかなストリングスとギター・ピアノの音色が調和した多幸感あふれるトラックと「これじゃまるであなた アンドロイドと話してるみたい」というような少しアンニュイな歌詞の組み合わせが絶妙千菅春香さんと清竜人さんのタッグ、もっと見たい…

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また、先述したアイドルグループ「神宿」にも「グリズリーに襲われたら♡」という楽曲を提供しており、この楽曲も「清竜人ワールド」とも言うべき独特な世界観の歌詞ポップでキャッチーなトラックがマッチし、非常に中毒性の高い楽曲となっています。

デンデデデデン! イェイ!!

 

おわりだよ~(この〆方便利ですね)

2020年もあっという間でしたね…。今年はアレの情勢もあり家に籠ることが多くなった一方オンラインでの繋がりが強くなり、discord等で通話をつないでワイワイとくだらない内輪トークをすることも多くなりました。このような形で「レコメンドされて聴いた曲」をまとめてみるといつも良い曲・良いコンテンツを発信してくれるフォロワーさん各位にもっと感謝するべきだな…と実感しますね。みなさんも身近なフォロワーに感謝を伝えてみてはいかがでしょうか。

というわけでフォロワーのみなさん、2020年もありがとうございました

そして、2021年も良い曲良いコンテンツおいしいごはんをモグモグして良いインターネットをやっていきたいですね。それでは。